• 販促担当者様向け調査レポート

【販促担当者様向け】キャッシュバックと言わずにキャッシュバックをするテクニック3選

キャッシュバックと言わずにキャッシュバックをする

目次

当コラムを見てわかること

  • キャッシュバック施策の効果
  • キャッシュバック施策のプランニングのヒント
  • キャッシュバック施策の社内決裁の通し方

はじめに

「キャッシュバック」施策と聞くと、消費者の反応率が高く効果は認められる一方、 社内決裁が通りづらい・上司の一声でひっくり返されたなど実施に至らないというケースにも度々遭遇します。 プランニングがうまくいっていないケースでよく聞く声としては、

  • 「現金(キャッシュ)を景品にするなんて芸がない」と言われた
  • 「やるのは良いけど、ギミックはどうするの?」と言われた

あたりでしょうか。

このようなご指摘をクリアするプランニングでお困りのことも多いかと思います。 冠婚葬祭に始まる「現金は封筒に包んで渡す」=「現金をあからさまに渡すなんてはしたない!」 といった日本特有の文化もこのような指摘には影響しているのかもしれません。

当コラムでは、そんな 「効果は高いけれど敬遠されがちなキャッシュバック施策」を、 キャッシュバックと言わずにプランニングするテクニック3つお届けしたいと思います。

テクニック その1:SDGs×キャッシュバックキャンペーン

「自社のSDGsへの取り組み」と「キャッシュバック施策」を掛け合わせてプランニングをするテクニックです。
※厳密に言うと「自社のSDGsへの取り組み」と絡めなくても可です。

SDGsは日本においても日を追うごとに関心の高まる分野であり、所属の企業様でも取り組みを強化されているのではないでしょうか?

自社のSDGsへの取り組みと絡めてプランニングをすることで、

  • 自社のSDGsへの取り組みの周知・企業ブランド向上・PRにもつながる
  • 会社・上司の合意が取りやすい
  • キャッシュを使用し高い施策効果を維持

といった良いことづくめのプランニングが可能です。テクニックの一例を以下に記載します。

環境配慮型の新製品の製造へシフトしているメーカー様のケース

旧製品→新製品への「買い替えキャンペーン」とプランニングし、キャッシュバックで買い替え(CV)を促進します。 旧製品に比べ新製品がCO2排出量削減・消費電力削減を満たすものであれば、新製品への買い替え自体がSDGsに繋がります。

「キャッシュバックキャンペーン」を「買い替えキャンペーン」に言い換えるテクニックです。

製品のリサイクルやアップサイクルを促進しているメーカー様のケース

旧製品の「下取りキャンペーン」や「リサイクルキャンペーン」とプランニングし、 新製品への買い替えタイミングで旧製品を回収し、下取り代としてキャッシュバックし買い替え(CV)を促進します。

回収した旧製品をリサイクル・アップサイクルし、できたモノを公共施設に寄付などできると更に良いプランニングになると思います。 ポイントは、リサイクル・アップサイクルしたモノとその用途までをクリアにする点です。

弊社(株式会社スコープ)で支援させていただいているキャンペーンの中で、 このケースでは競合ブランドから多くのブランドスイッチを獲得した企業様がおられます。

「キャッシュバックキャンペーン」を「下取りキャンペーン」・「リサイクルキャンペーン」に言い換えるテクニックです。

SDGsが掲げる目標は、社会全体で取り組むべき地球規模の課題です。 そんな課題に真摯に向き合う企業様の姿は、 プロモーションの一環だったとしても社会に対する責任を果たす企業として認知・評価され、 消費者への効果的なブランディングとなりうるのではないでしょうか。

テクニック その2:返金の用途を指定する

「キャッシュバック」と言わず、返金の用途を指定して「〇〇〇〇代」と言い換えるテクニックです。テクニックの一例を以下に記載します。

旅行・観光業界×SNSキャンペーンのケース

例えば旅行・観光業界の企業様が旅先の景色・名産品・グルメの写真投稿型コンテスト形式のSNSキャンペーンを実施していると想定します。

消費者の投稿を促すために反応率の高い現金(キャッシュ)を景品として利用したい場合、 投稿いただいた方の中から抽選で「現金キャッシュバック」・「現金プレゼント」→ 投稿いただいた方の中から抽選で「お土産代プレゼント!」と言い換えて投稿(CV)を促進します。

「お土産代」という形で返金の用途を指定することで、「キャッシュバック」・「現金」などの言葉を訴求しないテクニックです。

テクニック その3:ネガティブを買い取る

「ネガティブなもの」を企業側が「買い取る」と言い、 「現金・キャッシュ」という言葉を出さないでキャッシュバックをするテクニックです。 テクニックの一例を以下に記載します。

スポーツジムの入会促進キャンペーンのケース

「燃えた分のあなたの脂肪を買い取りますキャンペーン!」とプランニングし、 入会後3か月間で減った体重×500円のような形でキャッシュバックを実施、 ギミックの面白さで認知獲得を図りつつ入会(CV)を促進します。

ジム入会を考える顧客の多くが抱えているであろう「脂肪」という「ネガティブ」を、 ジム側が「買い取る」という仕立てでキャッシュバックを成立させています。

「入会金キャッシュバックキャンペーン」を言い換えるテクニックです。

こちらは面白い仕立てなので、SNSなどを絡めても良いプランになりそうです。

さいごに

テクニック3選としてプランニングの一部をご紹介しましたが、 あくまで一例ということで実際のプランニングでお悩みの場合は問合せフォームよりご連絡いただければと思います。

企画・プランニングの部分から総合的なノウハウをもって支援できるのが、 ギフトサービス会社と広告企画会社である弊社(株式会社スコープ)との違いです。 また、少しだけ宣伝させていただきますと、現金(キャッシュ)を含む送金が@200円~(※)できるのは 業界最安値のWalletCho(ウォレッチョ)だけです。 ※利用条件がございます

特に最近は弊社もSDGs系のプランニング支援に力を入れております。 「テクニック その1:SDGsと絡める」で書かせていただいた、リサイクル・アップサイクルの部分は、 協業させていただくリサイクル・アップサイクル事業者様のご提案・ご紹介から入らせていただくことも可能です。

旧製品回収のオペレーション構築・流通対策・消費者コミュニケーションまで一貫してサポートさせていただきます。

本コラムはこの辺で。
皆様の今後の販促活動の一助となれば幸いです。

執筆者:草刈直弘
この記事を書いた人

草刈直弘

株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。