• 販促担当者様向け調査レポート

消費者がキャッシュバックキャンペーンで受取りたいもの・理想の受取り方法とは?

消費者がキャッシュバックキャンペーンで受取りたいもの・理想の受取り方法とは?

目次

当コラムを見てわかること

  • 消費者がキャッシュバックキャンペーンで受取りたいもの
  • 理想のキャッシュバックの受取り方法
  • 約2年間(※)でのアンケート結果の変化
  • ※前回調査2020年12月と今回の調査2022年10月の推移がわかります
  • ※調査は株式会社スコープが独自に実施したものです

調査データを公開

「キャッシュバックキャンペーン」における理想のもの・受取り方法 –複数選択-(全体・性年代別)

*全体 N=1,110

【Q1】今後あなたが「キャッシュバックキャンペーン」に参加するとしたら、 以下のうちどのようなもの・受取り方が良いですか?特に当てはまるものを最大3つまでお選びください。

複数選択式では「現金に換えられる電子マネー」(47.6%)、「現金の口座振り込み」(45.2%)の2つが他の選択肢を圧倒しました。 僅差ながら、「現金に換えられる電子マネー」が前回調査よりも 7pt程度の上昇があり1位となりました。

「キャッシュバックキャンペーン」における最も理想のもの・受取り方法 –単一選択-(全体・性年代別)

*Q6 わからない除く全体 N=1,083

【Q2】Q1でお選びいただいた中から、あなたが最もよいと思うものを1つお選びください。

前問で回答した項目から最もよいと思うものを1つに絞ると、「現金の口座振り込み」が30%と支持率1位を獲得しました。 次いで「現金に換えられる電子マネー」が24.7%と続いており、前回調査よりも4.7pt上昇しています。

約2年の変化の考察

まずは電子マネーの希望が上昇している傾向が窺えます。 ここ数年でのQR決済の普及により、電子マネーにチャージして支払いする決済方法が浸透した背景が大きく影響しているのではないでしょうか。

逆に、商品券やクオカードといったリアルな券面での受取りニーズは大きくポイントを落としています。 しかしながら、年代が上がるにつれ(特に60歳以上の)リアルな券面のニーズは高くなり、 商材・ターゲットによってはリアルな券面でのお渡しをまだまだ無くせないといったこともありそうです。

実際、WalletCho(ウォレッチョ)を採用いただいている企業様の60歳以上の消費者の応募が多い施策では、リアルな券面も補助的にご活用いただいています。

また、意外だった点としては年代が上がるにつれ現金の口座振込への支持が高い傾向があるかと思いきや、20-30代で高い傾向にある点は興味深い点でした。

実際のキャンペーン結果とのギャップ

実際にWalletCho(ウォレッチョ)を採用いただいたキャンペーンと調査データのギャップで一番大きい部分は「ATMで現金が引き出せる」のニーズの部分です。 同じ現金での受取りとなる銀行口座振込と比較すると、Q1の複数選択で約2倍、 Q2の単一選択では約4倍の差が出ているわけですが、実際に選ばれた受取り方は調査データとは異なります。

金額の大小はあれ、数百円~数千円のキャッシュバック施策でご利用いただきましたが、 現時点では「ATMで現金が引き出せる」の受取り方法の選択は「現金の口座振り込み」とほぼ同じ比率となっています。 「ATMで現金が引き出せる」という選択肢・言葉選びが具体的なサービス名でない部分も多少影響していると思いますが、 キャンペーンなどのBtoC送金シーンでATMからの受取りをご利用になられたことがない消費者がまだまだ多いのだと思っています。

WalletCho(ウォレッチョ)で取り扱う電子マネーとは?

今回の調査の選択肢に、「現金に換えられる電子マネー」・「現金に換えられない電子マネー」というワードが登場しますが、違いはおわかりでしょうか? 言葉を言い換えると、電子マネーを現金化できる or できないの違いです。

現金化できる電子マネーとは、受取った電子マネーをアプリに紐づけてある銀行口座に振り替えられる、 もしくはATMから出金ができるバリューの電子マネーを指します。 ただ、条件としてこれらを行うには、利用アカウントが「本人確認」された状態でなければなりません。

現金化できない電子マネーとは、交通系電子マネー・流通系電子マネーのように一度チャージすると現金として引き出せないバリューの電子マネーを指します。 俗にいう「プリペイド式電子マネー」です。

WalletCho(ウォレッチョ)から送金させていただく電子マネーは前者の「現金化できる電子マネー」のバリューに該当しますので、あくまで送金としての現金(キャッシュ)と現金に近いバリューでの取り揃えになっていることが特長です。 ただし、ユーザーが「本人確認」をしていない場合は、後者のプリペイドバリューでの送金となるので注意が必要です。

これらのバリューの話はWalletCho(ウォレッチョ)でも提携させていただいている LINE Payさんが公開している記事が非常にわかりやすいのでご参考までにURLを掲載させていただきます。(許可を得て掲載しております)

LINE Payさんの記事はこちらから

調査概要

今回(2022年10月)の調査データ

  • *未既婚、子有無問わず
  • *広告・放送・調査関連勤務者を除外
  • *過去3年以内に、何かしらのキャンペーンやクーポンを利用したことがある(その内容については不問)

サンプル数・割付

合計:1,110サンプル
  • 調査期間:2022年10月7日-14日
  • 調査企画・実施:株式会社スコープ

前回(2020年12月)の調査データ

  • *未既婚、子有無問わず
  • *広告・放送・調査関連勤務者を除外
  • *過去3年以内に、何かしらのキャンペーンやクーポンを利用したことがある(その内容については不問)

サンプル数・割付

合計:1,104サンプル
調査期間:2020年12月4日-11日 調査企画・実施:株式会社スコープ
執筆者:草刈直弘
この記事を書いた人

草刈直弘

株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。

こちらの記事もおすすめ

一覧へ戻る