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会員制とは?顧客満足度と売上を伸ばすビジネスモデルの作り方

会員制とは?顧客満足度と売上を伸ばすビジネスモデルの作り方

この記事では、会員制の導入を検討している経営者や企業担当者に向けて、会員制の基本的な仕組みから成功のために押さえておきたいポイントまでを詳しく解説します。顧客満足度を高め、売上を伸ばすための会員制度の活用方法や、成功のポイントを具体例とともに紹介しますので、最後までご覧ください。

なお会員登録を促し、顧客満足度を高める手段として、BtoC送金サービス「ウォレッチョ(WalletCho)」の活用がおすすめです。
ウォレッチョは、ATMや電子マネーなど5種類の送金方法に対応しており、消費者が自分に合った方法でインセンティブを受け取れるのが特長です。会員向けの特典やキャンペーンに活用することで、登録率の向上やリピーター獲得の促進にもつながります。
詳細は、下記ボタンより資料をダウンロードしてご覧ください。

目次

会員制とは?

会員制とは?

会員制とは、サービスやコミュニティにおいて、利用者が氏名やメールアドレスなどを登録し「会員」となり、特典や限定サービスを受けられる仕組みです。企業側にとっては顧客との接点を増やし、リピーターを獲得しやすくなるというメリットがあり、マーケティングや商品開発にも活用できます。会員制には、大きく分けて 「無料会員制」「有料会員制」の2種類があります。

無料会員制|顧客との接点を増やす方法

無料会員制は、利用者が費用をかけずに登録できるため、新規顧客を獲得しやすい仕組みです。特に、初めてサービスを利用する人にとって「まずは試してみる」きっかけになりやすく、企業にとっては幅広いターゲット層にアプローチできるメリットがあります。

さらに、会員登録時に得られる購買履歴や関心データを分析し、より効果的なマーケティング施策を展開することも可能です。例えば、会員限定の特典付きキャンペーンを実施すれば、リピート購入や有料会員への移行を促進できます。

活用例

  • ポイントカード

    購入額に応じてポイントを付与し、一定数貯まると割引や商品交換ができる仕組み。継続的な利用を促し、顧客との長期的な関係を築ける。

  • 割引クーポン

    会員限定の割引を提供し、特定の期間内に商品やサービスの利用を促進する施策。新規顧客の獲得につながり、初回購入者のリピート率向上も期待できる。

有料会員制|収益を安定させる仕組み

有料会員制は、利用者が月額・年額の料金を支払い、特典や限定サービスを受けられる仕組みです。近年は、定額料金でサービスを継続利用できる「サブスクリプションビジネス」が拡大しており、動画配信、音楽ストリーミング、ECサイトなどで採用されています。

企業にとっては、安定した収益を確保しながら、ブランドへの信頼や愛着を高められる制度といえます。

有料会員制の主なメリット

  1. 継続的に収益を確保できる

    毎月または毎年の定額収入が見込めるため、収益の予測がしやすく、事業の安定性が向上する。季節や市場の変動に影響されにくく、長期的な経営戦略が立てやすいのが特徴。

  2. 顧客満足度が向上する

    会員限定の特典やサービスを提供することで、利用者がブランドと継続的に関わる機会を増やせるため、長期間にわたる関係性を築きやすくなる。

  3. 競争優位性を確保できる

    独自の特典やサービスの設計によって、競合との差別化が可能です。特典の充実度が企業選びの決め手となることも多く、価格競争に巻き込まれずにブランドの独自性を打ち出せるメリットがあります。

活用例

会員制を導入する4つのメリット

会員制を導入する4つのメリット

会員制を導入すると、顧客とのつながりを深めながら、収益の安定やブランドの成長を実現できます。単なる「会員管理」ではなく、顧客の満足度を高め、継続的に利用してもらう仕組み作りがポイントです。

では、会員制がもたらす具体的なメリットを見ていきましょう。

  1. 新規顧客を獲得する機会を広げる
  2. ブランド価値を高める
  3. 顧客の継続利用を強化する
  4. 売上拡大のチャンスを作る

メリット1新規顧客を獲得する機会を広げる

会員制は、新規顧客との最初の接点を作る手段としても有効です。特に無料会員制度を導入すると、「まずは試してみよう」という心理が働き、気軽に登録してもらいやすくなります。

新規顧客獲得の具体例

  • 初回登録で〇〇%オフのクーポンをプレゼント
  • 会員限定コンテンツの無料配信(セミナー・ガイドブックなど)

まずは無料で会員になる価値を実感してもらい、有料プランの利用へとつなげるステップを作れます。

メリット2ブランド価値を高める

このブランドだからこそ得られる体験は、競争の激しい市場で差別化を図るうえで欠かせない要素です。会員制を導入すれば、特典や限定サービスを通じて、ブランド独自の魅力を打ち出せます。

ブランド価値を高めるポイント

  • 会員ランク制度を導入し、顧客ロイヤリティを高める
  • 会員限定イベントやプレミアム体験を提供する

メリット3顧客の継続利用を強化する

「せっかく会員になったのだから、もっと活用しよう」 そう感じてもらえる仕組みがあれば、顧客の継続利用率は大きく向上します。特に有料会員制の場合は、「使わないともったいない」と思わせる仕組み作りがポイントです。

継続利用を促す仕組み

  • ポイント制度を導入し、利用するほどお得になる仕組みを作る
  • 会員限定のオファーやアップグレード特典を提供する
  • 定期的なフォローアップや特典の通知を行い、会員との接点を増やす

なお、顧客心理を活用したマーケティングについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

メリット4売上拡大のチャンスを作る

会員制を導入すると、アップセル(上位プランの提案)やクロスセル(関連商品の提案)がしやすくなり、売上アップのチャンスが増えます。会員特典を上手に活用することで、顧客の購買意欲を引き出し、単価アップにつなげられます。

売上拡大につながる施策

  • 会員限定でプレミアムプランを提供し、アップグレードを促す
  • 「セット購入で割引」など、クロスセル施策を取り入れる
  • 特典をパーソナライズし、会員ごとに最適なオファーを提案する

会員を獲得する効果的な3つの施策

会員を獲得する効果的な3つの施策

会員制を成功させるためには、まずは会員を集めなければなりません。適切な施策を活用すれば、ターゲット層に効率よくアプローチし、会員登録数を増やせます。
ここでは、特に効果の高い3つの施策を紹介します。

施策 概要 メリット
SNSキャンペーン X(旧Twitter)、Instagram、Facebookなどでフォロー&リツイートキャンペーンを実施し、拡散効果を活かして会員登録を促進 低コストで広範囲にリーチできる
紹介制度の導入 既存会員が友人・知人を紹介し、登録時に特典を付与 会員の満足度向上と新規会員獲得を同時に実現
限定特典キャンペーン 期間限定の入会特典を提供し、登録への緊急性を高める 「今だけ」「限定」などの特別感で行動を後押し

SNSは、低コストで新規会員を獲得できる施策の一つです。X(旧Twitter)、Instagram、FacebookなどのSNS上で、フォロー&リポストキャンペーンやハッシュタグキャンペーンを実施することで、ターゲット層に幅広くリーチできます。

活用例

公式アカウントをフォロー&対象投稿をリポストすると抽選で〇名に●●をプレゼント!さらに会員登録で当選確率UP!

SNSキャンペーンは、拡散力を活かして認知度を高め、見込み客にスムーズにアプローチできる点が魅力です。

また、SNSキャンペーンをさらに効果的にする方法の一つが、デジタルインセンティブの活用です。例えば、株式会社スコープが提供する「ウォレッチョ(WalletCho)」は、会員登録時のデジタル特典を手軽に提供できるBtoC送金サービスです。

ウォレッチョの特長

  • ATMからの現金受取りや電子マネーなど5種類の送金方法に対応している
  • キャンペーンにおけるインセンティブ付与や返金対応など、幅広いシーンで利用いただける
  • 企業は対象ユーザーにURLを配布するだけで簡単に送金できる

各種キャンペーンの運用・支援実績が豊富で、キャンペーン事務局の運営や企画立案など、手厚いサポートが可能です。現金と電子マネーを使った送金を簡単に始められる「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードしてご覧ください!

会員制の運用で直面する課題と解決策

会員制の運用で直面する課題と解決策

会員制を導入すれば、リピーターの増加や安定した収益基盤の確立につながる一方で、運用にはさまざまな課題がともないます。
ここでは、会員制ビジネスでよくある4つの課題と、その解決策について解説します。

  1. 初期費用と運用コスト
  2. 顧客の退会のリスク
  3. 情報漏洩のリスク
  4. 差別化の難しさ

初期費用と運用コスト

会員制の導入には、システム開発費や特典提供にかかるコストが発生します。さらに、運用が始まるとデータ管理、問い合わせ対応など、継続的なコストも考慮しなければなりません。

コストを抑えながら運営するポイント

  • スモールスタートで導入し、段階的に拡張する
  • 必要な機能に絞ったシステムを構築する
  • サブスクリプション管理ツールなどの外部サービスを活用する

最初はシンプルな特典と基本的な機能だけでスタートし、会員の反応を見ながら拡張していくのが理想的です。

顧客の退会のリスク

会員制は登録してもらうだけでは終わりません。特典が魅力的でなかったり、サービスの利用頻度が低かったりすると、退会につながるリスクがあります。特に有料会員の場合、特典の価値を実感できないと解約されやすくなります。

退会を防ぐためのポイント

  • 顧客データを活用し、「本当に求められている特典」を提供する
  • イベントや会員限定コンテンツを活用し、継続的に興味を引く

定期的なメール配信やオンラインイベントを通じて、会員でいるメリットを実感できる環境を作ることも、退会を防ぐポイントになります。

情報漏洩のリスク

会員制のビジネスでは、個人情報や購買データを大量に扱うため、情報漏洩のリスクが常に存在します。このリスクを軽視すると、企業の信用が損なわれるだけでなく、法的な問題につながるおそれもあります。

セキュリティを強化するポイント

  • データの暗号化&アクセス制限を導入する
  • プライバシーポリシーを明確にし、透明性を確保する
  • 社内の情報管理体制を定期的に見直す

「集めた情報を何に使うのか」「どのように管理しているのか」を明確にし、会員に安心感を与える工夫も必要です。特に近年は、個人情報保護の意識が高まっているため、データの取り扱いに関する説明をわかりやすく示す必要があります。

差別化の難しさ

多くの企業が会員制を導入している現在、他社との差別化が難しくなっています。他社と似たような特典や仕組みでは埋もれてしまい、顧客に選ばれる理由が生まれません。

他社と差別化するポイント

  • ターゲットのニーズに沿った「本当に価値のある特典」を作る
  • 地域限定サービスや体験型特典など、独自の価値を提供する
  • SNSやメールマーケティングを活用し、会員制度の魅力を発信する

下記の記事では、新規会員獲得の成功事例6選と効果的な戦略を紹介していますので、ご興味のある方はチェックしてみてください。

会員制導入の3つの手順

会員制導入の3つの手順

会員制を成功させるには、「計画」「導入」「改善」の3つのステップが欠かせません。ただ会員制度を作るだけでは思うように会員は増えず、効果も実感しにくくなります。
ここでは、会員制の導入をスムーズに進めるための3つの手順を詳しく解説します。

  1. 入念な計画を立てる
  2. システムを選定・導入し会員を募集する
  3. 効果を測定し改善する

ステップ1入念な計画を立てる

会員制の導入において最も大切なのが「計画」です。ここで目的やターゲットを明確にし、特典や料金プランを適切に設計することで、運用のスムーズさや成功率が大きく変わります。

計画時に検討すべきポイント

  • 目的と目標(KPI)の設定

    • 会員制を導入する目的(売上向上、リピーター獲得、ブランド価値向上 など)を明確にする

    • KPI(成果指標)を設定し、成果を測定できるようにする(例:会員数、アクティブ率、継続率、売上貢献度)

  • ターゲット顧客の設定

    • 既存顧客データを分析し、どの層をメインターゲットにするか決定

    • 優良顧客にとってメリットが大きい特典を考える

  • 会員制の種類と特典の設計

    • ビジネスモデルに適した会員制の形を選ぶ(ポイントプログラム、ランク制度、サブスクリプション型など)

    • ターゲットが魅力を感じる特典を設定(ポイント還元、割引、限定商品、イベント招待など)

  • 料金プランの設計(有料会員制の場合)

    • 競合の料金プランや市場価格を調査し、適切な料金設定にする

    • 無料トライアルや初回特典を活用し、会員登録のハードルを下げる

ステップ2システムを選定・導入し会員を募集する

計画が固まったら、次は実際に運用を開始するフェーズです。ここでは、会員情報を管理するシステムの導入と、効果的な会員募集の方法についてご紹介します。

システムの導入と会員募集の流れ

  • 会員管理システムの選定と導入

    • 必要な機能を洗い出し、適切なシステムを選定(ポイント管理、決済機能、CRMなど)

    • セキュリティやサポート体制も考慮し、長期運用できるツールを選ぶ

    • 導入後は、テスト運用を実施し、問題点を洗い出して改善

  • 会員募集とプロモーション

    • ターゲット顧客にリーチできるチャネルを活用(Webサイト、SNS、メールマーケティングなど)

    • 会員になるメリットを明確に伝えるプロモーションを実施(限定特典、初回割引、無料体験など)

初期段階では最小限のシステムでスタートし、軌道に乗ったら拡張していくのが理想的です。

ステップ3効果を測定し改善する

効果測定と改善の流れ

  • 効果測定

    • 会員数、アクティブ会員率、特典利用率などをチェック

    • 会員アンケートやレビューを活用し、定量・定性両面から満足度を測る

  • PDCAサイクルを回す

    • 特典内容の見直し(魅力的な特典が提供できているか)

    • システムの改修(使い勝手はどうか、改善の余地はあるか)

    • プロモーション方法の改善(会員募集が伸び悩んでいないか)

「登録はされるが、アクティブ会員が少ない」という場合は、特典の訴求力を見直したり、利用を促進する施策(会員限定イベントやボーナス特典)を検討したりするのが有効です。

会員制で顧客の心をつかみ収益を伸ばそう!

会員制で顧客の心をつかみ収益を伸ばそう!

会員制は、顧客との継続的な関係を築き、収益の安定化や競争優位性の確立に貢献するビジネスモデルです。特典やサービスを通じた顧客満足度の向上だけでなく、会員データを活用したマーケティングや商品開発にも役立ちます。

しかし、成功する会員制度を作るには「誰にどのような価値を提供するか」を明確にし、顧客のニーズに合った特典の設計が不可欠です。SNSキャンペーンや紹介制度を活用し、新規会員を効率的に増やすことも重要なポイントとなります。

会員を増やし、満足度を高める施策の一つとして「キャッシュバック」の活用があります。例えば、株式会社スコープが提供する「ウォレッチョ(WalletCho)」は、キャッシュバックを通じて顧客の購買意欲を高め、リピーター獲得をサポートするサービスです。現金や電子マネーなど、5種類の送金方法から顧客が好みの方法を選べる仕組みで、利便性にも優れています。

現金や電子マネーなど、5種類の送金方法から選べる

「購入+キャッシュバック特典」で、会員登録のハードルを下げ、継続利用を促進する施策も効果的です。ウォレッチョの詳細については、下記リンクから無料で資料をダウンロードしてご確認ください!

執筆者:草刈直弘
この記事を書いた人

草刈直弘

株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。

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