- 法律・制度
目次
キャッシュバックは、適切な方法で実施すればビジネス上の大きな効果を得ることができます。しかし、「キャッシュバックは意味ない?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、キャッシュバックキャンペーンが意味ないと感じられる2つのケースと、効果を最大化するための4つのコツについて詳しく解説します。
なお株式会社スコープでは、キャッシュバックや返金などさまざまな個人向け送金に利用できるBtoC送金サービス「WalletCho(ウォレッチョ)」を提供しています。
ATMからの現金受け取り・電子マネーなど6つの送金方法がある「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください!
法律や経理の側面のサポートもある!
キャッシュバックキャンペーンは、顧客獲得や売上向上に効果的なマーケティング手法として知られています。
しかし、なぜ「キャッシュバックは意味ない」と感じてしまう人がいるのでしょうか。本章では考えられる2つのケースを紹介します。
考えられる2つのケース
キャッシュバックキャンペーンを実施しても、期待通りの成果が出ない場合「キャッシュバックは意味ない」と感じてしまうことがあります。そうなる理由は、主に下記の3つです。
ターゲット層に合致していないキャッシュバックキャンペーンは、多くの人に見てもらえず、成果につながりません。例えば、年齢層や性別・興味関心を考慮せずに、すべての人に同じキャッシュバックキャンペーンを提供していると、期待される効果は薄れてしまいます。
キャッシュバック率が低かったり、特典が魅力的ではなかったりすると、消費者の興味を引くことができず、参加率が低くなります。例えば、キャッシュバック率1%のキャンペーンでは、多くの消費者が魅力を感じない可能性があります。
適切な広告媒体やチャネルを選択していない、広告クリエイティブが訴求力に欠けているなどの場合、キャンペーンを認知してもらうことができず、参加率が低くなります。
例えば、自社SNSアカウントでしか告知していないキャンペーンは拡散力が限られてしまい、多くの人に知ってもらえないおそれがあります。
キャッシュバックキャンペーンを実施しても、費用対効果が合わない場合「キャッシュバックが意味ない」と感じてしまうことがあります。具体例を2つ紹介します。
具体例2つ
高すぎるキャッシュバック率を設定すると、利益を圧迫してしまいます。例えば、競合よりも高いキャッシュバック率を設定しようとして、利益率が低くなってしまった場合、費用対効果がマイナスになるおそれがあります。
キャッシュバックキャンペーンに参加した顧客が、実際に購入や申し込みに至らない場合、費用対効果が低くなってしまいます。例えば、キャッシュバック目当てで参加する顧客が多く、購入意欲の高い顧客が少ない場合、コンバージョン率が低くなり、費用対効果が下がってしまいます。
ここからは、キャッシュバックキャンペーンの効果を最大化するための4つのコツを紹介します。
キャッシュバックキャンペーンの成功には、適切なターゲティングが不可欠です。ターゲット層を明確にすることで、キャンペーンメッセージを効果的に訴求でき、販促予算を効率的に運用できます。
ターゲットを明確にする際には、次の点を考慮しましょう。
魅力的なキャンペーン内容を設計することで、参加率を高め、コンバージョン率の向上につながります。魅力的なキャンペーン内容を設計する際には、次の点を考慮しましょう。
◎キャッシュバック
キャッシュバック率が高ければ高いほど、消費者の興味を引くことができます。ただし、キャッシュバック率が高すぎると利益を圧迫してしまうため、適切な設定が必要です。また、景表法等の関連法案を遵守する必要があります。
◎期間
期間が短すぎると、消費者がキャンペーンに参加する時間がない可能性があります。一方、期間が長すぎると消費者の興味が薄れてしまう可能性があります。
◎内容
キャンペーンの内容がわかりやすく、魅力的なものであることが重要です。
効果的な広告戦略の構築により、キャンペーンを多くの人に知ってもらい、参加率を高めることができます。効果的な広告戦略を構築する際には、次の点を考慮しましょう。
下記に具体例を紹介しますので、効果的な広告戦略を構築する際のご参考になさってください。
SNS広告 | ターゲット層が利用しているSNSで広告を配信する |
検索エンジン広告 | ユーザーが検索したキーワードに関連する広告を配信する |
ディスプレイ広告 | ターゲット層の行動履歴に基づいて広告を配信する |
インフルエンサーマーケティング | 人気インフルエンサーにキャンペーンを宣伝してもらう |
キャッシュバックキャンペーンを成功させるためには、運用上の課題をクリアすることが重要です。運用上の課題としては、次のようなものが挙げられます。
「自社での課題解決に不安がある」「運用にともなう負担を少なくしたい」などとお考えの方には、ツールの活用もおすすめです。
例えば、株式会社スコープが提供するBtoC送金サービスの「ウォレッチョ」は、販促活動における企画立案からキャンペーン事務局の運営まで、幅広いサポートが可能です。
またウォレッチョは、現金(キャッシュ)の送金サービスの販促活用ができる点が大きな特長です。下記のとおり6つの選択肢を用意しており、エンドユーザーは生活シーンに合った受け取り方法を選べます。
ウォレッチョは2023年4月にリニューアルし、より少額の施策からもトライアルしていただきやすい料金体系になりました。
キャンペーンに関する業務自体を代行できる「ウォレッチョ」の詳細は、下記のボタンからサービス資料をダウンロードのうえご確認ください!
最後に、あらためてキャッシュバックの仕組みを確認しつつ、実施するメリットや活用例を見ていきましょう。
キャッシュバックは、顧客が商品やサービスを購入した際に、一定の金額を払い戻すマーケティング手法です。 顧客にとってはお得な割引になり、企業にとっては販売促進や顧客獲得に効果的な手法となります。
顧客がキャッシュバックを受け取る流れの例は、次のとおりです。
キャッシュバックキャンペーンは、企業のウェブサイトや店頭・広告などで告知をすることで認知してもらいやすくなり、参加率の向上を期待できます。
キャッシュバックキャンペーンを実施するメリットとして、代表的なものを5つ紹介します。
キャッシュバックは、さまざまなビジネスで活用されています。 下記に、代表的な活用例をいくつか紹介します。
ECサイト | 新規顧客獲得やリピーター促進のために、キャッシュバックキャンペーンを実施する |
アプリ | アプリのダウンロードや利用を促進するために、キャッシュバックを提供する |
サービス | サービスの利用開始を促進するために、キャッシュバックを提供する |
不動産 | 不動産の購入や賃貸契約を促進するために、キャッシュバックを提供する |
キャッシュバックが「意味ない」と感じることが多いのは、期待通りの成果が出ないケースや費用対効果が合わないケースが原因です。しかし、ターゲティングを明確にし、魅力的なキャンペーン内容の設計や効果的な広告戦略を構築することで、その効果を最大化できます。
キャッシュバックキャンペーンを成功させ、ビジネスを成長させていきましょう。
なお、自社でキャンペーンを企画・運用することに不安がある場合、事務局代行を活用するのもおすすめです。詳しくは下記の記事で解説していますので、あわせてチェックしてみてください!
草刈直弘
株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。