ポイント還元とお金(現金)のプレゼントの違いとは?メリット・デメリットを徹底解説
企業が各種キャンペーンを実施する際、ポイント還元やお金(現金)のプレゼントといった方法が用いられますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
そこで本記事では、ポイント還元とお金(現金)のプレゼントの特徴やメリット・デメリットをまとめました。「消費者がキャンペーンで受け取りたいもの」に関する独自アンケートの結果も紹介しますので、最後までお読みください。
なお株式会社スコープでは、現金(キャッシュ)・電子マネー送金サービスの販促活用ができる「WalletCho(ウォレッチョ)」を提供しています。
初期費用0円・月額費用0円でスポット利用から始めやすい「ウォレッチョ」の詳細は、下記よりサービス資料を無料ダウンロードしてご覧ください。
目次
ポイント還元とは
ポイント還元とは、商品やサービスを購入した際に、金額に応じてポイントが付与される仕組みのことです。付与されたポイント分が次回以降の買い物で値引きできるため、消費者にとって実質的な節約につながります。
ポイントの種類は、大きく分けて「自社オリジナルのポイント」と他社でも利用できる「共通ポイント」の2種類です。
種類 | 特徴 |
自社ポイント | 特定のブランドや店舗内のみで使用できる |
共通ポイント | 複数の異なる店舗・サービスで使用できる |
ポイント還元は、後日ポイントを使用するため、消費者が継続的に買い物をする動機づけになります。
お金(現金)のプレゼントとは
お金(現金)のプレゼントは、特定の体験やサービスを通じて、企業が消費者に直接お金を提供する方法です。
現金プレゼントは消費者の行動を促したいときによく用いられ、幅広くキャンペーンを展開できます。キャンペーンの一例は、次のとおりです。
種類 | 特徴 |
キャッシュバック キャンペーン |
購入金額の10%を現金で返金する ※返金額の比率は一例です。景品表示法に則り金額は決定されます |
アンケート キャンペーン |
アンケート回答者に現金で報酬を提供する |
友達紹介 キャンペーン |
お友達の紹介で、紹介者と新規顧客の双方に現金をプレゼントする |
そもそもお金(現金)は、どの店舗でも利用でき、受け取った消費者が自由に使えます。各種キャンペーンを通じて、消費者が使いやすい現金をプレゼントすることは、顧客満足度の向上に効果的です。
なお、配布方法には「銀行振込」「郵便為替」「ATMからの現金受取り」「商品券の送付」「現金書留」などが用いられます。
ポイント還元のメリット・デメリット
本章では、ポイント還元のメリット・デメリットを紹介します。事業者側と消費者側の双方の観点からみていきましょう。
ポイント還元のメリット
事業者 |
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消費者 |
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事業者にとっては、自社ポイントを利用したい消費者の再来店を期待できるのが利点です。また共通ポイントを導入すると、「ポイント消化のために、今まで利用したことがない店舗で買い物してみよう」などと考える顧客の新規獲得も期待できます。
さらに、消費者がポイントを使う際に、付与されたポイント以上の購入を行う可能性もあり、売上向上にもつながります。
一方、消費者は蓄積したポイントを活用し、表示価格より安い金額で商品・サービスを購入することが可能です。
ポイント還元のデメリット
続いて、ポイント還元の主なデメリットは下記のとおりです。
事業者 |
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消費者 |
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事業者は、ポイント還元システムの導入や維持にコストがかかります。ポイント還元システムで発生するコストと利益を分析し、消費者にとってもわかりやすい制度の提供が必要です。
消費者視点に立つと、基本的にポイントには有効期限があるため、期限内に使わなければなりません。使い忘れるとポイントは無効化してしまいます。
お金(現金)のプレゼントに関するメリット・デメリット
次に、お金(現金)のプレゼントに関するメリット・デメリットを紹介します。それぞれ順番にみていきましょう。
お金(現金)のプレゼントに関するメリット
お金(現金)のプレゼントに関する主なメリットは、次のとおりです。
事業者 |
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消費者 |
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お金のプレゼントは、消費者の満足度を高める効果的な方法です。「買い替えキャンペーン」や「SNSキャンペーン」など、あらゆるキャンペーンに活用することで、新規顧客やリピーターの獲得につながります。
手数料なしで自由に使える現金は、消費者にとって最も汎用性の高い報酬です。消費者は実用的かつ自由度の高い価値を受け取ることができ、事業者はブランド価値向上や顧客獲得を期待できます。
お金(現金)のプレゼントに関するデメリット
お金(現金)のプレゼントに関する主なデメリットは、次のとおりです。
事業者 |
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消費者 |
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当然ながら、事業者がお金をプレゼントする際は、お渡しする金額分の予算を事前に確保しておかなければなりません。明確な目的と期待される効果を事前に計画し、予算を管理することが重要といえます。
一方、消費者は「お金を受け取る際、どのように使うか」計画を立てるのが賢明です。計画を立てることで衝動買いを防止し、より効果的にお金を活用できます。
消費者がキャンペーンで受け取りたいものは、お金かポイントか?
株式会社スコープでは、「消費者がキャッシュバックキャンペーンで受け取りたいもの」に関する独自調査をおこないました。下記は、アンケートの調査結果をグラフと表にまとめたものです。
参考:消費者がキャッシュバックキャンペーンで受取りたいもの・理想の受取り方法とは?
アンケートの結果、「現金に換えられる電子マネー」(47.6%)、「現金の口座振り込み」(45.2%)の2つが、他の選択肢を圧倒しました。
この結果から、消費者が買い物で使用できるポイント・商品券・クオカードよりも、お金で受け取ることを好んでいることがわかります。
お金は消費者にとって価値が理解しやすく、使用する際の制限がありません。お金のプレゼントは、消費者の満足度を高めるためのおすすめの方法といえます。
顧客にとって使いやすい送金を実現する「WalletCho(ウォレッチョ)」
株式会社スコープが提供する「ウォレッチョ」は、現金(キャッシュ)・電子マネー送金サービスの販促活用ができる点が特長です。ウォレッチョの活用により、消費者のお金に対するニーズの高さを生かした施策を設計できます。
具体的には、消費者は下記6種類のなかから自分の好みに合った方法でお金を受け取ることが可能です。
ウォレッチョが提供する豊富な受け取り方法
- ATMからの現金受取
- 銀行口座振込
- LINE Pay
- au PAY
- PayPay
- Amazonギフトカード
事業者視点に立つと、エンドユーザーにURLを配布するだけで送金が完結します。またデジタル上で完結できるため、イベントの現場で「金券が足りない」「余った金券の管理が大変」などの運営リスクが発生しません。
さらに、法律や経理のサポートも充実しており、電子マネーの景表法上の扱いに関するサポート資料も提供しています。はじめての「現金・電子マネー」の販促活用に不安がある方でも、安心して利用できます。
WalletCho(ウォレッチョ)は2023年4月にリニューアルし、より少額の施策からもトライアルしていただきやすい料金体系になりました。詳しくは下記のボタンから、サービス資料を無料ダウンロードしてご確認ください!
【補足】実はポイント還元と割引にも大きな違いがある
最後に、ポイント還元と割引の違いについても紹介します。
例えば、「10%ポイント還元」と「10%割引」はどちらも10%で、同じ割引率のように感じますが、実際のところは同じではありません。ここでは、消費者が1,000円分の買い物をした例で比較します。
10%ポイント還元 |
【実質の割引率】 |
10%割引 |
【実質の割引率】 |
比較結果をまとめると、10%ポイント還元の割引率は「約9.1%」、10%割引の割引率は「10%」となり、消費者にとっては10%割引のほうがお得です。小さな金額ではそれほど差はありませんが、高額な買い物の場合はその差は大きくなります。
事業者視点に立つと、より負担が少ない施策を実施したい場合、10%割引より10%ポイント還元を選ぶべきといえます。
効果的なキャンペーンで顧客体験を向上させよう
ポイント還元とは、金額に応じてポイントが付与され、後日の買い物に使用できる仕組みです。一方、お金のプレゼントは、特定の体験やサービスを通じて企業が消費者に直接お金を提供する方法を指します。
当社の独自アンケートでは、キャンペーンで受け取りたいものとして「お金」を選ぶ消費者が多数を占めました。キャンペーンを計画する際は、消費者ニーズに合わせた施策設計をおこない、顧客体験を向上させましょう。
なお、株式会社スコープではBtoC送金サービス「ウォレッチョ」を提供しており、お金(現金)のプレゼントを活用した販促ができます。
▲ウォレッチョを導入するメリット
「お金には色がない」と言われるように、法定通貨である現金(キャッシュ)はすべての人に平等です。顧客にとって使いやすい送金を実現する「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードしてご覧ください!
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