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キャッシュバックやアンケートの謝礼などを行うたびに発生する、個人への送金業務。「数百人分の口座情報を収集・手入力するのが手間」「個人情報を預かるリスクが怖い」といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、個人宛の送金業務における経理負担を軽減する「振込代行サービス」の仕組みから導入メリット、注意点、そして自社に合ったサービスの選び方やおすすめ5選までを詳しく解説します。安心・安全な送金フローを確立したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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企業から不特定多数の個人に資金を送る際、口座情報を収集し、手作業で振込や現金書留の手配を行うのは大きな負担です。
まずは、そのような個人への送金業務を効率化する「個人向け振込代行サービス」の仕組みと、企業向け(BtoB)との違いを解説します。
個人向け振込代行サービスとは、個人が指定した送金先へ企業に代わって資金を振り込むソリューションです。この振込代行サービスを利用すれば、現金の準備や金融機関での振込手続きにかかる手間・手数料を削減し、効率的に送金できます。
主な送金の流れは、下記のとおりです。
なお、選べる受取方法は「銀行口座への振込のみ」や「電子マネー・ATM対応可能」など、導入するサービスによって異なります。
ここでは、企業向け(BtoB)と個人向け(BtoC)の振込代行サービスの主な違いをまとめました。
| 比較項目 | 企業向け(BtoB) | 個人向け(BtoC) |
|---|---|---|
| 主な対象 | 取引先企業 (決まった相手) | 一般消費者・個人 (不特定多数) |
| 金額 | 大口 | 少額 |
| 頻度(よくあるケース) | 定例 (毎月の請求支払いなど) | 単発 (キャンペーン、謝礼、返金など) |
| 口座情報の管理 | 事前に収集 管理が必須 | 不要 (メールアドレスや電話番号のみで送金可能) |
| 受取・送金方法 | 銀行振込、口座振替、クレジットカード決済、コンビニ払いなどから選択可能 | 銀行振込、電子マネー、ATM受取などから選択可能 |
企業向け(BtoB)の送金は、固定された取引先への定例・大口の振込が中心です。一方、個人向け(BtoC)の送金では、「不特定多数への少額かつ不定期な送金が大量に発生する」「相手の銀行口座情報を事前に知らない」といった違いがあります。
また、個人向けではメールアドレスや電話番号だけで送金案内ができ、電子マネーやATM受取など好きな方法を選べるサービスが主流です。

個人向けの振込代行サービスを導入することで得られるメリットは、主に下記の4つです。
ひとつずつ見ていきましょう。
通常(ネットバンキングなど)の他行宛振込手数料よりも、1件あたりの送金コストを大幅に安く抑えることが可能です。
個人向け振込代行サービスは、独自の中継システムや提携銀行の大口回線を利用します。そのため、1件あたりの送金コストを抑えられるのです。
返金によるコスト削減の事例について詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。
個人向け振込代行サービスでは、CSVファイルのアップロードやAPI連携によって数千件の送金指示を一括で処理できます。さらに、手入力ミスによって発生する「組戻し(振込エラー時の返金・再手続き)」も防止可能です。
通常、組戻しを行うには1件あたりの手数料が発生するため、この手間とコストが削れるインパクトは決して小さくありません。
採用面接の負担を軽減する支払い代行サービスについて詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。
多くの個人向け振込代行サービスでは、案内を受け取ったユーザー自身が、セキュリティで保護されたシステム上で受取方法を直接入力します。企業側のシステムで口座情報を登録・管理する必要がないため、情報漏洩のリスクを根本から回避可能です。
個人向け振込代行サービスの管理画面では、「誰に・いつ・いくら送金したか」「すでに受け取りが完了したか」といったステータスを一括管理・ダウンロードできます。
担当者が管理画面のログを見るだけで、いつでも最新の状況を把握・共有できるのは大きなメリットです。

導入によるメリットは非常に大きいものの、すべての振込代行サービスが適切というわけではありません。ここでは、サービスの利用時に確認すべき3つの注意点を解説します。
多くの振込代行サービスでは、資金保全やマネーロンダリング防止の観点から「プリペイド型(前払い)」を採用しています。そのため、個人への送金前には代行サービスの専用口座へまとまった原資を事前入金しておかなければなりません。
「送金指示を出したのに残高不足で支払いが止まっていた」という事態を防ぐためにも、経理担当者は入金のスケジュール管理を徹底しましょう。また、実行締め切り時間を把握する運用フローを設計しておくと安心です。
なお、事前入金の手間や残高管理の負担を省きたい場合は、「原資の立替え・事後精算」に対応したサービスを選ぶのがおすすめです。
例えば、BtoC送金サービス「ウォレッチョ」なら事前のデポジット金は一切不要で、通常の請求書処理のみでスムーズに送金フローを構築できます。「自社のケースで立替え送金が可能か知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!
デポジット不要で資金管理の負担を軽減!
万が一システム障害が発生した際に、送金遅延などを迅速に回避・対応できるサポート体制があるかを確認しましょう。あわせて、ユーザーからの「受け取り方がわからない」という問い合わせ対応を任せられるかどうかも重要なチェックポイントです。
個人への謝礼や返金対応が遅れてしまうと、ただちに企業のSNS炎上やクレーム、そして信用低下といったトラブルに直結してしまうおそれがあります。
なお、BtoC送金サービス「ウォレッチョ」では、ユーザーが入力ミスをした際、即座にエラーを表示します。ユーザー自身がその場で情報を修正・再送できる仕組みを搭載しているため、「自分のミスで振り込まれていない」というユーザー側の不満や焦りを未然に防ぐことが可能です。
「ウォレッチョ」について詳しく知りたい方は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください!
運営の効率化と顧客満足度の向上を両立できる!
サービスを導入する際には、公式サイトなどで運営会社の許認可状況(財務局の登録番号など)や、通信暗号化などの仕組み、信頼できるセキュリティ基準(ISMSやPマーク)を満たしているかを確認しましょう。
資金の移動をともなう性質上、代行サービスには高い情報保護レベルが求められます。大切な資金や顧客情報を預けられるかどうかを見極めることが重要です。

市場にはさまざまな振込代行サービスが存在します。自社に最適なサービスを選ぶためには、下記3つのポイントで比較検討してみましょう。
まずは自社の「年間送金件数」と「1件あたりの金額」を具体的に試算し、損益分岐点を見極めることから始めましょう。
代行サービスの料金体系は、「初期費用」「月額固定料金」「1件あたりの従量課金」の組み合わせで設定されており、自社の利用状況によって最適解が異なります。
案内を受け取ったユーザーが好みの方法で資金を受け取れる「マルチ受け取り」に対応しているかどうかも重要な選定ポイントです。
受け取りの選択肢が少ないと、せっかくキャンペーンを実施しても受取率が低下し、顧客満足度を下げてしまうおそれがあります。
送金対象者の属性によって、「銀行口座へ直接振り込んでほしい」「手軽なPayPayで受け取りたい」「今すぐATMで現金を受け取りたい」など、求めている受取方法は大きく変わるため注意が必要です。
自社の運用体制に合わせて、送金指示の操作が簡単にできるか(CSV一括送信やAPI連携など)を検証しましょう。送金手数料が安くても、管理画面の操作が複雑では現場スタッフの負担は一向に減りません。

ここでは、個人向け送金におすすめの振込代行サービス5選をご紹介します。
| サービス名 | 運営会社 | コストの目安 | 主な受取方法 |
|---|---|---|---|
| ウォレッチョ (Walletcho) | 株式会社スコープ | 初期費用0円~ プランにより固定費は変動 | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り ・電子マネー |
| ATM受取 | 株式会社セブン・ペイメントサービス | お問い合わせ | ・ATM受け取り ・電子マネー |
| GMO-PG送金サービス | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 | お問い合わせ | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り ・電子マネー |
| ウェルネット送金サービス | ウェルネット株式会社 | お問い合わせ | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り |
| ペイジェント支払い代行サービス | 株式会社ペイジェント | お問い合わせ | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り |
ひとつずつ見ていきましょう。

株式会社スコープが提供する「ウォレッチョ」は、キャッシュバックキャンペーン、採用交通費の支払い、返金対応などのBtoC送金に特化した現金(キャッシュ)・電子マネー送金サービスです。
| 費用 | ・初期費用0円~ ・プランにより固定費は変動 |
|---|---|
| 受取方法 | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り ・PayPay ・au PAY ・Amazonギフトカード ・楽天ペイ |
| 登録・認証 | ・認証登録番号:JSAI124 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) 規格「JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)」 ・プライバシーマーク認証取得:10830056 |
「ウォレッチョ」は、ATMからの現金受取、使い慣れた銀行口座への振込、PayPayを含む主要な電子マネー残高へのチャージを、案内を受け取ったユーザー自身が自由に選択できることが大きな強みです。これにより、「お財布カバー率93%(※自社調べ)」という利便性を実現しています。

ATM受取は、全国のセブン銀行ATMを活用し、原則24時間365日いつでも銀行口座を介さずに現金を受け取れるサービスです。
| 費用 | ・お問い合わせ |
|---|---|
| 受取方法 | ・ATM受け取り ・交通系電子マネー ・nanaco ・楽天Edy |
| 登録・認証 | ・第二種資金移動業(登録番号:関東財務局長第00058号) ・一般社団法人日本資金決済業協会(会員番号:第00548号) ・認証登録番号:IS 795211 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) 規格「ISO/IEC 27001:2022 & JIS Q 27001:2023」 |
企業は、対象者にメールやSMSで受取番号を通知するだけで手続きが完了します。通知を受け取ったユーザーは、その番号を最寄りのATMに入力することで現金の受け取りが可能です。「口座情報は教えたくないけれど、現金で還元してほしい」というBtoC特有のニーズに応えています。

GMO-PG送金サービスは、国内トップクラスのシェアを持つGMO-PGが提供する振込代行サービスです。Amazonギフトカードやau PAY、QUOカードPayなどのキャッシュレス受取に幅広く対応しています。
| 費用 | ・お問い合わせ |
|---|---|
| 受取方法 | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り ・Amazonギフトカード ・au PAY ・QUOカードPay |
| 登録・認証 | ・第一種貨物利用運送事業者(関自貨第1713号) ・第二種資金移動業者(関東財務局長第00037号) ・貸金業者(東京都知事(7)第30802号) ・前払式支払手段発行者(関東財務局長第00724号) ・電子決済等代行業者(関東財務局長(電代)第52号) ・クレジットカード番号等取扱契約締結事業者(関東(ク)第130号) |
自社決済システムとAPI連携がしやすいのが特徴です。ECサイトで発生した返品時の返金や、買取サービスでの査定額の送金オペレーションなどをシステム化・自動化したい企業におすすめです。

ウェルネット送金サービスは銀行振込だけでなく、コンビニ(ローソン)店舗での現金受取やセブン銀行ATM受取、Amazonギフトカードなど幅広い受取手段をカバーしています。
| 費用 | ・お問い合わせ |
|---|---|
| 受取方法 | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り ・Amazonギフトカード |
| 登録・認証 | ・資金移動業者登録(北海道財務局長第00002号) ・前払式支払手段(第三者型)発行者登録(北海道財務局長第00142号) ・電子決済等代行業者登録(北海道財務局長(電代)第2号) |
エンドユーザーが入力した口座番号が、実際に存在するかどうかをシステムが自動でチェックする機能を備えています。個人の入力間違いによる「組戻し」エラーを未然に防ぎ、経理部門の再確認作業や再送金の手間を軽減します。

ペイジェント支払い代行サービスは、NTTデータと三菱UFJニコスが出資する株式会社ペイジェントが提供するリアルタイム振込サービスです。
| 費用 | ・お問い合わせ |
|---|---|
| 受取方法 | ・銀行口座振込 ・ATM受け取り |
| 登録・認証 | ・ICMS-PC10069/PCI DSS ・認証登録番号:ICMS-SR0069 ・規格「JIS Q 27001」 |
多くの代行サービスが事前入金(プリペイド方式)を必須とする中、本サービスではペイジェントが「立替払い」で送金を代行する仕組みを備えています。大規模なキャンペーンや、自社サービスへ即時送金の仕組みを組み込む際でも、事前の多額なデポジットが不要となる点が最大のメリットです。

個人向け振込代行サービスを活用すれば、コスト・工数の課題を解決し、スムーズな送金業務を実現することが可能です。企業側が個人の口座情報を保有・管理する必要がないため、情報漏洩リスクを根本から回避できるのも大きなメリットといえます。
自社の運用体制に適した振込代行サービスを導入し、安心・安全で無理のない送金フローを確立しましょう。
なお、株式会社スコープが提供するBtoC送金サービス「ウォレッチョ」なら、キャッシュバックキャンペーンから日々の採用交通費、返金対応まで、幅広いBtoC送金を効果的に実施可能です。

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草刈直弘
株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。