販促キャンペーンの種類とは?各種事例と5つの実施ポイントを解説
この記事では、キャンペーンの種類について知りたい企業担当者の方へ向けて、各種キャンペーンの特徴や事例、企画のポイントについて解説します。効果的なキャンペーンを計画・実施するための参考として、ぜひ最後までお読みください。
なお株式会社スコープでは、ATMからの現金受け取り・電子マネーなど6つの送金方法がある「ウォレッチョ(WalletCho)」を提供しています。
BtoC送金サービスとしてだけではなく、アンケートシステムなど「販促支援ツール」としても優れており、各種キャンペーンとの相性も良いです。ウォレッチョの詳細は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください!
目次
- 販促キャンペーンの種類6選 種類1.キャッシュバックキャンペーンの特徴と事例 種類2.SNSキャンペーンの特徴と事例 種類3.割引・セールキャンペーンの特徴と事例 種類4.懸賞型キャンペーンの特徴と事例 種類5.ポイント付与キャンペーンの特徴と事例 種類6.返金保証キャンペーンの特徴と事例
- そもそもキャンペーンの目的とは
- 効果的なキャンペーン企画を実施する5つのポイント ポイント1.販促支援ツールを導入する ポイント2.テーマを明確にする ポイント3.応募方法を簡素化する ポイント4.景品表示法を遵守する ポイント5.個人情報の取り扱いに注意をする
- 6ステップ!キャンペーンの進め方
- キャンペーンの種類を選び、効果的な販促活動を実践しよう
販促キャンペーンの種類6選
キャンペーンにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴と効果を持ちます。キャンペーンにはたくさんの種類がありますが、ここでは代表的な6つのキャンペーンを見ていきましょう。
No. | キャンペーンの種類 | おすすめの企業の例 |
---|---|---|
1 | キャッシュバックキャンペーン |
|
2 | SNSキャンペーン |
|
3 | 割引・セールキャンペーン |
|
4 | 懸賞型キャンペーン |
|
5 | ポイント付与キャンペーン |
|
6 | 返金保証キャンペーン |
|
種類1キャッシュバックキャンペーンの特徴と事例
キャッシュバックキャンペーンは、商品購入後に代金の割り戻しをすることで実質的な値引き効果を生み出し、消費者の購買意欲を高める手法です。
この方法は特に高額商品やECサイト、アプリなどを扱う企業に有効で、購入後に一部が割り戻されることで価格面での抵抗感が軽減されます。
また「ブランドイメージの維持のため」など、簡単にセールや値引きができないような製品を扱っている企業もキャッシュバックキャンペーンがおすすめです。消費者にとっては実質的な値引きとなり、企業側も商品の価値を維持しつつ販売を促進できます。
事例 「家電量販店で指定商品を購入した消費者に対し、購入金額の10%をキャッシュバックするキャンペーン」を実施。
消費者にとって実質的な値引きと同じ効果を持つため、価格に敏感な顧客の購買意欲を高めます。特に高額な家電製品では10%のキャッシュバックが購入の大きな後押しとなり、消費者が購入を決断しやすくなります。
※上記は一例です。キャッシュバック⾦額は景表法に則り上限規制がございます。
当サイトでは、キャッシュバックの効果を最大化するための4つのコツについて下記の記事で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
キャッシュバックは意味ない?効果を最大化する4つのコツや実施メリットを紹介
「キャッシュバックキャンペーンは意味ない?」と疑問に感じている方必見!本記事では、キャッシュバックキャンペーンが意味ないと感じられる2つのケースや効果を最大化するコツについて解説します。
種類2SNSキャンペーンの特徴と事例
SNSキャンペーンは、X(旧Twitter)やInstagramなどのソーシャルメディアを活用し、ブランドの認知度を高められるマーケティング手法です。SNS上での拡散力を利用し、多くのユーザーにブランドや製品を認知させることができます。
SNSキャンペーンは、特に若年層をターゲットにしたプロモーションに有効です。リポスト(引用)やハッシュタグによる投稿、リプ(返信)など消費者の自主的な参加を促し、投稿内容がSNS内で広がることで大きな効果を生みます。
事例1 「指定ハッシュタグをつけて投稿し、抽選でギフトカードをプレゼントするキャンペーン」を実施。
これにより、ブランドのメッセージがSNS上で広く拡散され、幅広い世代に知ってもらうきっかけになりました。
事例2 「企業の公式X(旧Twitter)をフォロー&リポストで100名さまに1,000ポイントが当たるキャンペーン」を実施。
フォローを条件とすることで、新規フォロワーを獲得しやすくなります。これにより、企業の発信する情報に長期的にアクセスするユーザーが増え、マーケティング効果が期待できます。
種類3割引・セールキャンペーンの特徴と事例
割引・セールキャンペーンは、通常価格よりも割引された価格で商品やサービスを提供することで短期間に売上を伸ばす手法です。
この手法は、在庫処分や季節商品の販売促進に特に有効です。セールは消費者にとってお得感が強く購買意欲を引き出せるため、多くの企業が定期的に取り入れています。
事例 「アパレルブランドが、年末年始セールで対象商品の価格を30%オフにするキャンペーン」を実施。
在庫一掃と新規顧客の獲得に大きな効果を上げました。普段は価格が高くて手が届かなかった商品を割引価格で購入できるため、新しい顧客層を開拓するきっかけとなります。
種類4懸賞型キャンペーンの特徴と事例
商品購入やサービス利用をした人に対して、キャンペーンや抽選に参加してもらい、応募者の中から選ばれた人に景品を贈ることを「懸賞」といいます。
懸賞型キャンペーンとは、この「懸賞」を使ったキャンペーンで消費者の参加意欲を高め、ブランドへの関心を持続させる手法です。消費者が特定の条件を満たすことで抽選に応募し、景品を獲得できます。
懸賞型キャンペーンは、新商品を発売する企業に効果的です。新商品を市場に投入する際にキャンペーンを実施することで、消費者の注目を集めやすくなります。他社との差別化にもつながり、プレゼントの内容次第でキャンペーンの効果はさらに向上します。
事例 「消費者が特定の商品(3,000円)を購入し、レシートや購入証明を持って応募することで参加できる抽選キャンペーン」を実施。
レシートをキャンペーンサイトにアップロードして応募できます。条件を満たすために、通常より多くの商品を購入しようとするので売上アップが期待できるだけではなく、これまで購入していなかった新規顧客層を引き込むことができます。
なお、キャンペーンで使用する景品については法律で上限金額が決まっています。「景品表示法に基づくプレゼント金額の規制について知りたい」という方は、下記の記事をご覧ください。
景品表示法とは?景品の上限金額とプレゼント企画で気を付けるべき2つのポイント
景品表示法に基づいたプレゼントの上限金額が知りたい方必見!本記事では、景品表示法の概要やプレゼント景品規制・気を付けるべきポイントについて解説します。
種類5ポイント付与キャンペーンの特徴と事例
ポイント付与キャンペーンは、購入金額に応じてポイントを付与し、次回の購入を促進する手法です。自社のポイントを付与することでリピート購入を促進できるため、顧客との長期的な関係を築きたい企業に効果的です。
ポイント制度を上手に活用できると、顧客のロイヤリティを強化し、競合他社との差別化を図ることができます。
事例 「スーパーマーケットチェーンが、購入ごとにポイントを5倍付与するキャンペーン」を実施。
ポイントを使用するために来店する顧客が増え、リピート率を大幅に向上させました。
種類6返金保証キャンペーンの特徴と事例
返金保証キャンペーンは、購入リスクを軽減するのに効果的であり、消費者の購買決定を後押しするマーケティング手法です。 例えば、「満足しなければ全額返金」というメッセージは、消費者に強力な安心感を与え、購買意欲を高める効果があります。
消費者が安心して商品を試せる環境を提供できるため、健康食品や美容製品を販売する企業や高額商品を扱う企業などに有効です。
事例 「使用後も満足できなければ、購入金額の全額を返金するキャンペーン」を実施。
消費者が特定の化粧品を使用後、効果を感じられなかった場合の全額返金を保証しました。そのため、消費者は購入に対する心理的なハードルが低くなりました。
下記の記事では、返金保証制度の概要から導入メリット・運用する際のポイントまで詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
返金保証とは?3つのメリットや運用ポイントなど総まとめ
返金保証とは、購入した商品やサービスに満足しなかった場合に、企業が顧客に代金を返金する制度です。本記事では、返金保証の概要や事例・運用時のポイントなどを解説します。
そもそもキャンペーンの目的とは
キャンペーンは、企業が特定の目標を達成するために行うマーケティング活動の一環です。
企業は目的やターゲットとなる顧客層に応じて適切なキャンペーンを選択し、効果的に実施しなくてはなりません。
キャンペーンを実施する目的には、下記のようなものがあります。
キャンペーンの主な目的
- 売上の増加
- 新規顧客の獲得
- リピーターの確保
- ブランド認知度の向上
- 顧客ロイヤリティの向上
- 競合他社との差別化
- 新サービスや新商品の告知
- SNSでのエンゲージメント向上
これらの目的を達成するためには、適切なキャンペーンの企画と実施が必須です。特に、目的設定はキャンペーン成功の鍵となるため、事前の計画が欠かせません。
効果的なキャンペーン企画を実施する5つのポイント
効果的なキャンペーンを企画するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここからは、キャンペーンの成功率を高めるために意識すべき5つのポイントを見ていきましょう。
ポイント1販促支援ツールを導入する
販促支援ツールは、キャンペーンの企画から実施、効果測定までを一元管理できるため、効率的な運用が可能です。
特にキャンペーンに関する知見が不足している企業や、リソースが限られている企業には、ツールの導入により大幅な業務効率化が期待できます。
例えば、株式会社スコープが提供するウォレッチョ販促支援ツールは、応募条件判定・抽選など、各種キャンペーンを後押しする機能が豊富です。
レシートを購入証明とする「マストバイキャンペーン」を開催したい場合、購買の有無を自動で判定する機能が付いているため、応募条件の判定作業を効率化できます。レシートOCR機能を活用すると、事務局のコスト削減が可能です。
またウォレッチョは、抽選キャンペーンや全員プレゼントキャンペーン、返金保証キャンペーンなど、さまざまなパターンで活用できます。
ほかにも、総付け配布ができる抽選機能付きのデジタル抽選会ツールとしての活用や、来場特典のデジタル化もできる「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください。
ポイント2テーマを明確にする
テーマを明確に設定し、またそのテーマがターゲット層に合致していることで、消費者に「自分のためのキャンペーン」と感じてもらいやすくなります。
例えば、「新生活応援キャンペーン!学生限定で家具セット20%オフ」などです。新学期や新生活をテーマにしたキャンペーンで、特定のターゲット層(学生や新社会人)に向けて明確に訴求しています。
他にも、キャンペーンのテーマをうまく設定できると、次のようなメリットを期待できます。
記憶に残りやすい | 明確なテーマは消費者の記憶に残りやすく、ブランドの認知度向上につながります |
差別化できる | 競合他社との違いを強調するテーマを選ぶことで、市場での独自性を確立できます |
行動喚起できる | 適切なテーマは消費者の感情に訴えかけ、行動を促す可能性が高まります |
メッセージに一貫性が出る | 明確なテーマがあると、すべての広告やコミュニケーションが同じ方向性を持つため、ブランドメッセージが一貫します |
ポイント3応募方法を簡素化する
応募方法や条件が複雑だと、参加者に心理的な負担がかかるおそれがあります。その結果、思うように参加者が増えず、キャンペーンの効果が低下しかねません。一方で、応募手続きを簡素化すると、参加者の負担を軽減し、応募率の増加を期待できます。
応募の際に個人情報を入力したり、アンケートに答えたりと時間や手間がかかると、途中で離脱する人も少なくありません。応募フォームを簡素化し、必要最小限の情報のみを求めるなど、参加しやすいキャンペーンを設計するのも応募者を増やす対策の1つです。
ポイント4景品表示法を遵守する
どのような種類のキャンペーンであっても景品表示法を遵守することは、キャンペーンの信頼性を保つために欠かせません。
景品表示法とは
商品やサービスの品質、内容、価格などを偽って表示を行うことを規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限する法律です。
景品表示法では、キャンペーンにおける景品類の定義とその提供に関するルールを明確にしています。景品類とは、顧客を誘引するための手段として、事業者が自己の供給する商品または役務(サービス)の取引(不動産に関する取引を含む。)に付随して、取引の相手方に提供する物品、金銭その他の経済上の利益であって、内閣総理大臣が指定するものをいいます。
法に反するキャンペーンを実施すると、企業の信用が失墜するだけではなく、法的リスクも生じます。事前に法律の専門家に相談し、法令遵守を徹底することでリスクを回避し、安心してキャンペーンを展開できることが理想です。
なお、景品表示法を遵守しつつ、キャンペーンを運営したい場合は、弁護士やキャンペーン事務局代行業社などの専門家に相談することをおすすめします。とはいえ、「まずは自社だけでなんとかしたい」という場合は、下記の記事を見れば景品表示法に基づいたプレゼントの上限金額がわかるので、ぜひ参考にしてください。
景品表示法に基づいたプレゼントの上限金額は?気を付けるべき2つのポイントも紹介
景品表示法に基づいたプレゼントの上限金額が知りたい方必見!本記事では、景品表示法の概要やプレゼント景品規制・気を付けるべきポイントについて解説します。
ポイント5個人情報の取り扱いに注意をする
キャンペーンで取得した個人情報は、厳重な管理が求められます。情報漏洩が発生すると、企業の信用が大きく損なわれるだけではなく、法的な責任も問われるおそれがあります。
個人情報保護法に基づいた適切なセキュリティ対策を講じ、参加者の信頼を確保することが重要です。また、個人情報の取り扱いに関する明確なポリシーを事前に告知するなどして、参加者の安心感を高めることが大切です。
6ステップ!キャンペーンの進め方
キャンペーンを効果的に進めるためには、計画から振り返りまでの各ステップをしっかりと押さえることが重要です。ここでは、キャンペーンを成功に導くための6つのステップを紹介します。
キャンペーンの進め方
- キャンペーンの種類や内容を決定する(目的や目標・予算・参加方法・実施期間など)
- 告知方法を決定する(SNS・テレビ・ネット広告など)
- 事務局を開設し、イベントを実施する(エントリー受付や問い合わせへの対応業務)
- 当選者を決定する(個人情報の管理)
- 景品やプレゼントの手配・送付
- キャンペーン内容や結果を振り返る(レポート作成やアンケート集計)
上記のように、一般的な企業が販促キャンペーンを実施しようとすると、多くのタスクが発生します。1つ1つのプロセスを通じてキャンペーンの目的や目標を達成し、キャンペーンの精度を高め、効果的な販促活動を展開できるようにしましょう。
なお、販促のプロにキャンペーンを依頼すると、計画から実施、結果分析までのすべてのステップを専門的にサポートしてもらえるので、キャンペーンの成功率を大幅に高めることが可能です。
各種キャンペーンの支援実績が豊富な「ウォレッチョ」では、コールセンター対応や認知獲得の施策の提案(Web・リアル、メディアを問わない)など、幅広く支援できます。
2023年4月にリニューアルし、より少額の施策からもトライアルしていただきやすい料金体系になりました。ぜひお気軽にお問い合わせください。
キャンペーンの種類を選び、効果的な販促活動を実践しよう
この記事では、さまざまなキャンペーンの種類とその特徴、効果的なキャンペーンの実施ポイントなどを解説しました。
それぞれのキャンペーンには異なる効果があり、目的に応じて最適なものを選ぶことが重要です。割引やキャッシュバック、SNSを活用したキャンペーンなど、自社のニーズに合った方法を検討し、具体的な企画を立案しましょう。
なお、キャンペーン事務局代行を利用すると、法的規制の遵守など企業が不慣れな業務やリスクを最小限に抑え、スムーズにキャンペーンを進行できます。キャンペーン事務局代行の選び方について詳しく知りたい方は、次の記事をチェックしてみてください。
キャンペーン事務局代行3選!利用メリット・選び方など総まとめ
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