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クローズドキャンペーンとは、商品購入など一定の条件を満たした人だけが参加できる販促施策です。本記事では、クローズドキャンペーンの種類や抽選形式などの基本知識から、メリット・デメリット、景品表示法のルールをわかりやすく解説。すぐに実践できる5つのステップも紹介しますので、自社のキャンペーン設計にお役立てください。
なお、クローズドキャンペーンの中でも「即効性が高い」と企業・顧客ともに注目を集めているのが「キャッシュバックキャンペーン」です。当サイトでは、キャッシュバックの仕組みやメリット、導入の流れなどをまとめた「まるわかりガイド」を無料配布しています。下記のボタンをクリックのうえ、ダウンロードしてご覧ください。
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※本記事は、景品表示法など企業向けのリーガルチェックの実績が豊富な「弁護士法人森大輔法律事務所」が監修しています。

クローズドキャンペーンは、売上向上やファンの育成などを目的に、多くの企業で活用されている販促施策です。しかし、「どのような仕組みなのか」「似たような名前のキャンペーンと何が違うのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
最初に、クローズドキャンペーンの定義や具体例、類似キャンペーンとの違いを整理します。基本知識を押さえましょう。
クローズドキャンペーンとは、商品購入やサービス利用、会員登録、アプリのダウンロードなど、一定の条件を満たした人だけが参加できる販促施策です。すでに商品やサービスに接点を持った人へアプローチできるため、リピートやファン化につなげやすいといった特徴があります。
◎クローズドキャンペーンの例
キリンビバレッジ株式会社「1,000名様にえらべるPay当たる!キャンペーン」
例を見てわかるように、クローズドキャンペーンには「条件を満たした人全員がもらえる」「抽選で当たる」「点数を集める」「バーコードを読み取る」など、形式や手法はさまざまです。詳細は、次節の「クローズドキャンペーンの主な種類」で説明します。
また、クローズドキャンペーンは、内容によって景品表示法上の扱いも異なります。景品の金額や総額には厳密なルールが設けられているため、キャンペーンの設計時には細心の注意が必要です。景品表示法上の注意点については、「クローズドキャンペーンで押さえるべき景品表示法のルール」をご覧ください。
クローズドキャンペーンは、応募方法や抽選・還元方式という2つの視点で、さらにいくつかの種類に分けられます。自社のキャンペーンに最適な形式を選ぶためにも、どのようなタイプがあるのか把握しておきましょう。
| 1.応募方法による分類 | ・レシート型 ・シリアルナンバー型 ・応募券・シール型 ・会員限定型 ・アンケート型 |
|---|---|
| 2.抽選・還元方式による分類 | ・後日抽選方式 ・インスタントウィン方式 ・マイレージ方式 ・もれなく還元方式 |
クローズドキャンペーンは、条件を満たしたことを確認する方法により、主に5つのパターンに分けられます。実施を検討する際は、応募者の手間や企業側の管理コスト、不正応募対策のしやすさなどの判断軸で比較するのがおすすめです。
| 応募方法 | 内容・特徴 |
|---|---|
| レシート型 | ・購入レシートを撮影し、WebフォームやLINEなどから画像を送信する ・スマートフォンで応募しやすい ・店頭購入が多い商品、広く応募を集めたいときなどに向いている |
| シリアルナンバー型 | ・商品に付いているコードを入力する(バーコードを切り取って郵送するケースもある) ・購入者を特定しやすく、不正応募対策に強い ・単価の高い商品、長期間のキャンペーンなどに向いている |
| 応募券・シール型 | ・パッケージの応募券やシールを集めて応募する ・継続購入や複数購入を促しやすい ・リピート率を上げたい場合などに向いている |
| 会員限定型 | ・会員番号でのWebログインやアプリから応募する ・顧客データの収集やファン化を図りやすい ・既存顧客の活性化やアプリ利用の促進などに向いている |
| アンケート型 | ・アンケート回答後に応募する ・商品改善や顧客理解に役立つ情報を得やすい ・満足度調査を兼ねたい場合などに向いている |
会員限定型やアンケート型は、応募と引き換えに顧客データを得られるという強みがあります。中でもアンケート型は、顧客の不満やニーズを引き出せる貴重な機会です。得られた情報を商品改善や施策設計に活かす方法について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
顧客インサイトとは?ニーズとの違いや見つけ方、成功事例を徹底解説
応募方法とは別に、当選の決まり方や還元の仕組みによる分類もあります。
| 後日抽選方式 | ・応募期間終了後にまとめて抽選する ・豪華賞品で話題づくりをしたい場合や大規模キャンペーンなどに向いている |
|---|---|
| インスタントウィン方式 | ・応募完了後、即座に当落がわかる ・参加意欲を高めたい場合、短期間で応募数を増やしたい場合などに向いている |
| マイレージ方式 | ・購入ごとにポイントを貯めて、一定数で応募・交換できる ・購入回数が増えるごとに、応募確率や特典が増す仕組みを採用しているケースもある ・客単価の向上やリピート促進を図りたい場合などに向いている |
| もれなく還元方式 | ・条件を満たした人全員に特典を付与する ・参加者全員に満足感を届け、再来店や口コミを促したい場合などに向いている |
実際のクローズドキャンペーンは、「レシート応募×インスタントウィン」「シール応募×マイレージ方式」のように、複数の要素を組み合わせて設計されるのが一般的です。自社の目的やターゲットに合わせて、最適な組み合わせを選びましょう。
リピーターを増やす施策については、下記の記事をご覧ください。
クローズドキャンペーンとよく比較されるのが、「オープンキャンペーン」と「マストバイキャンペーン」です。それぞれ仕組みや目的が異なるため、違いをしっかり押さえましょう。曖昧な理解のままキャンペーンに取り組むと、施策の狙いがぶれるだけでなく、法律に抵触するリスクも招きかねません。
| 比較項目 | クローズドキャンペーン | オープンキャンペーン | マストバイキャンペーン |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 売上拡大・ファン育成 | 認知拡大・SNS拡散 | 購買促進・売上拡大 |
| 位置付け | 既存顧客への還元 | 新規見込み客への投資 | 購買の動機付け |
| アプローチ | 「いつもありがとう」 継続へのアプローチ | 「はじめまして」 認知へのアプローチ | 「だからこれにしよう」 決定へのアプローチ |
| 応募条件 | 購入・利用・会員登録など | 原則不要 (誰でも参加可能) | 購入が必須 |
一つずつ、説明します。
◎オープンキャンペーンとは
オープンキャンペーンはクローズドキャンペーンと目的が異なるため、優劣では比較できません。状況に応じた使い分けや組み合わせによる戦略が効果的です。オープンキャンペーンで認知を拡大した後にクローズドキャンペーンで購入を後押しするなど、多くの企業が二段構えの施策で成果を上げています。
◎マストバイキャンペーンとは
マストバイキャンペーンは、実務上ではクローズドキャンペーンと同義で使用される場面も少なくありません。マストバイキャンペーンはクローズドキャンペーンの一種ですが、中でも「購入に特化したもの」と整理しておくと間違いないでしょう。
「だからこれにしよう」といった購入を決定する最終的な要素を「購買決定要因」といいます。購買決定要因の見つけ方、活用方法について知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
【具体例付き】購買決定要因(Key Buying Factor)とは?初心者向けに簡単解説
他の販促キャンペーンの種類や事例を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

クローズドキャンペーンは、単に景品や特典を渡すだけの施策ではありません。ここでは、クローズドキャンペーンを実施することで企業が得られる4つのメリットを紹介します。
クローズドキャンペーンの大きな魅力の一つが、売上や来店、会員数の登録など、目に見える成果に直結しやすい点です。「対象商品を買えば抽選に参加できる」という仕組みは、顧客にとって明確な購入動機になります。
| 購入率の向上 | 「今買えば応募できる」という明確な購入動機が生まれる |
|---|---|
| 来店頻度の増加 | 期間を限定することにより「今行かなきゃ損」という心理を促す |
| 客単価アップ | 「もう少しで応募条件を満たす」という購買の底上げ効果がある |
特に、類似商品が多い業界では差別化が難しく、「どのブランドを選んでも同じ」と感じている顧客もいるのではないでしょうか。クローズドキャンペーンは「今買うならこちらがお得」という判断材料を提供できるため、競合から自社への選択を促しやすくなります。
客単価をアップする施策についてより詳細に知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
クローズドキャンペーンの「行動した人だけが楽しめる(得をする)」という設計は、顧客に特別感や満足感をもたらしやすい施策です。「自分は参加できる側の存在だ」という特別な心理が自社や商品・サービスなどへの愛着を高め、リピートや口コミ拡散などの原動力となり得ます。
例えば、対象商品を購入した人だけがもらえるオリジナルグッズや、会員限定のシークレットイベント招待券などは、金額的な価値以上に「ブランドとのつながり」を感じさせる効果があるでしょう。一度きりの顧客を自社のファンへ育成する手段として、クローズドキャンペーンは効果的な選択肢です。
顧客が「またこの企業・ブランドを選びたい」と感じる心理的なメカニズムについては、下記の記事で詳しく解説しています。
リピーターになる心理とは?継続利用を促す仕組みと企業の成功事例
購入者に特別感を届ける「購入特典」の設計方法や活用事例については、下記の記事をご覧ください。
クローズドキャンペーンは、CRM(顧客関係管理)と組み合わせることで、中長期的なマーケティング効果を発揮します。応募時にメールアドレスやLINE友だち登録などを促せば、その後の情報発信チャネルが確保でき、継続的な関係構築につなげられます。
| メールアドレスの取得 | メールマガジンで新商品・セール情報を配信 |
|---|---|
| LINE友だち登録 | クーポン配信やリマインド通知で再来店を促す |
| アプリ会員登録 | プッシュ通知でキャンペーン情報をタイムリーに届ける |
クローズドキャンペーンを一度きりのプレゼント企画で終わらせず、応募で獲得した顧客との接点を、その後のマーケティング活動に活かしましょう。クローズドキャンペーンは、LTV(顧客生涯価値)の向上にも貢献します。
優良顧客との関係を長期的に維持する方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
クローズドキャンペーンは、応募を通じて購買データを取得できる点も大きなメリットです。「誰が・いつ・どこで・何を買ったのか」といった情報を応募者の属性とかけ合わせて分析することで、マーケティングの精度を高められます。
例えば、レシート応募型のキャンペーンでは、購入日・店舗・商品名・購入金額といった詳細データが集まります。これを応募者の年齢・性別・居住地域とかけ合わせましょう。「20代女性がよく買う商品の組み合わせ」や「特定エリアで需要が高まる曜日」といったインサイトが見えてきます。
| 購買履歴 | 売れ筋商品の把握、在庫戦略の見直し |
|---|---|
| 応募者属性 | ターゲティング広告の精度向上 |
| 応募経路 | 効果的な告知チャネルの特定 |
| アンケート回答 | 商品改善や新商品開発のヒント |
これらのデータの活用により、勘や経験に頼らない、実際の購買行動に基づいた施策が打てるようになります。顧客の購買行動のもとになる心理については、下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
購買心理とは?基礎知識から売上を伸ばすアプローチ方法まで完全ガイド

クローズドキャンペーンは売上やリピート促進に効果的な施策ですが、設計を誤ると十分な成果が得られません。ここでは実務上でよくある3つのデメリットと、それぞれの対策について説明します。
クローズドキャンペーンは購入や会員登録などの条件があるため、オープンキャンペーンに比べて参加ハードルが高く、応募者数が伸びにくい傾向があります。さらに、応募方法が複雑な場合は「面倒だから応募しない」と途中離脱の原因となるため、注意が必要です。
◎主な対策
応募フォームを氏名・連絡先・レシート画像程度に絞り、簡潔化する
LINE連携や二次元コード読み取りなど、スマートフォンで完結する仕組みを導入する
動画やイラストを活用し、応募手順を視覚的にわかりやすく伝える
「所要時間1分」など、参加ハードルの低さを告知に盛り込む
クローズドキャンペーンは応募受付や条件確認、不正チェック、抽選、問い合わせ対応など、事務局運営のコストがかかります。業務量は想像以上に多く、すべてを自社で対応する場合は担当者の負担が一気に膨らみます。
景品発送をともなう場合は、当選者の住所確認、梱包、発送、配送トラブル対応なども視野に入れなければなりません。現金や電子マネーなどで景品を提供する場合は、経理処理や税務対応なども必要です。
◎主な対策
OCRや自動抽選システムなどのツールを活用する
応募条件やフローをシンプルに設計する
必要に応じてキャンペーン事務局代行を活用する
対策の中でも特に効果的なのが、キャンペーン事務局代行の活用です。自社だけでの運営が難しそうであれば、企画段階からプロに相談、丸ごとお任せしてしまいましょう。結果的にコスト削減にもつながり、費用対効果の高い運営が期待できます。
事務局代行を活用するメリットや具体的な業務範囲については、下記の記事で説明していますので、ぜひご覧ください。
キャッシュバック事務局代行とは?4つのメリット・利用手順など総まとめ
「どの企業を選べばいいのかわからない」とお悩みの方は、株式会社スコープのBtoC送金サービス「ウォレッチョ」がおすすめです。「ウォレッチョ」は、企画段階からキャンペーンの終了までワンストップでサポートを行うほか、「自社にあわせてスモールスタートから柔軟な提案が可能」と、多くの企業から注目を集めています。加えて、多種多様な業種、商品・サービスでの支援実績が豊富なため、初めてでも安心してお任せいただけます。

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クローズドキャンペーンでは、不正応募や景品の転売リスクへの対策も欠かせません。レシート画像の使い回しやシリアルコードの共有・転売などは、実務上よく見られる不正の一例です。景品がフリマアプリなどで高額転売されるケースも後を絶たず、本来届けたい顧客に特典が行き渡らないといった問題が懸念されます。
特に、人気ブランドとのコラボ商品や限定アイテムは転売目的の応募が増えやすく、想定外のコスト増加やクレームの原因になりがちです。キャンペーンの公平性を確保するためにも、対策は複数組み合わせて確実性を高めましょう。
◎主な対策
OCR(文字認識)システムを導入し、レシート画像の使い回しを自動検出する
応募時に電話番号認証などを導入し、一人1応募を徹底する
IPアドレスや端末情報を利用して、重複応募を検知する
当選者への景品発送時に本人確認を行う
転売禁止の明記と、違反時の当選取り消しを明記する

実際にクローズドキャンペーンはどのように進めていけば良いのでしょうか。ここでは、キャンペーンを成功に導くための実施手順を5つのステップで解説します。
最初に、クローズドキャンペーンを実施する目的とターゲットを明確化します。目的が曖昧なままでは施策の方向性が定まらず、効果検証もできません。自社が解決したい課題を具体的に言語化しましょう。「新商品の認知度を上げたい」「既存商品のリピート率を高めたい」「離反顧客を取り戻したい」など、目的によって最適な施策は大きく異なります。
| 目的 | 最適な施策例と理由 |
|---|---|
| 認知拡大 | ・インスタントウィン型レシートキャンペーン ・即時性があり短期で話題化しやすい |
| リピート率向上 | ・マイレージ型キャンペーン ・継続購入を促しやすい |
| 離反顧客の再獲得 | ・特別クーポン付きキャンペーン ・戻ってくる動機を作りやすい |
| 顧客データ収集 | ・会員限定アンケートキャンペーン ・質の高い回答を得やすい |
目的を定めた後は、ターゲットを具体化します。年齢や性別といった属性だけでなく、「どのような悩みを持っているか」「何から情報を得ているか」などの内面まで詳細に設定しましょう。イメージしにくい場合は、既存顧客の中で「このようなお客様が増えたらうれしい」という理想像を分析するのがおすすめです。
目的とターゲットが決まったら、特典と応募方法を設計します。ターゲットが「応募したい」と思える魅力と、無理なく参加できる手軽さのバランス調整が重要です。特典は、ただ豪華なものを用意すれば良いわけではありません。高額な特典は注目を集めやすい一方で、「景品表示法の上限を超える」「転売目的の応募が増える」などの課題もあります。本来の目的であるファン育成につながるよう、慎重に設定しましょう。
◎特典設計のポイント
金額よりターゲットが本当に欲しいと思う共感性を重視する
景品表示法の範囲内に収める
発送コストや手間を考慮した現実的なものを選定する
デジタルギフトなど発送不要な景品も検討する
応募方法については、スマートフォンで1分以内の完結を目安に設計するのがおすすめです。レシート画像のアップロード、LINE友だち登録、簡単なアンケート回答など、負担の少ない方式を採用すると、応募が伸びやすくなります。
近年は、他の媒体に比べて配布コストや手間がかからないデジタルギフトの人気が高まっています。「ウォレッチョ」なら、企業はURLを発行するだけ。顧客はATMからの現金受け取り・銀行口座振込・その他3つの電子マネーから自由に選んで受け取れます。
即時性があり、企業からも顧客からも「魅力的」と高評価の「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください。
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特典と応募方法が固まったら、公開前に必ず法務チェックを実施しましょう。景品表示法で定められた上限金額、景品の総額規制、プラットフォーム規約への適合性など、複数の観点からの確認が必要です。
◎法務チェックリスト
(一般懸賞の場合)景品の最高額は取引価格の20倍または10万円以内か(※)
(一般懸賞の場合)景品の総額は売上予定総額の2%以内か(※)
禁止行為に該当していないか
応募規約に不正対策と個人情報の取り扱いを明記しているか
※詳細は「クローズドキャンペーンで押さえるべき景品表示法のルール」で説明します
法務チェックが終了したら、事務局体制の構築へ進みます。統括責任者のほかに応募受付、レシート確認、抽選、当選連絡、景品発送、問い合わせ対応など、業務ごとの担当者も決めておくと良いでしょう。業務量が多すぎる場合は、キャンペーン事務局代行の活用も積極的にご検討ください。
キャンペーン事務局代行のメリットや選び方について詳細を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
キャンペーンを用意しても、ターゲットに届かなければ意味がありません。ターゲットに合わせた告知チャネルを選び、効果的な集客を心がけましょう。それぞれのチャネルは役割が異なるため、単体ではなく組み合わせて活用することで、認知から応募までの導線を効率的に設計できます。
| チャネル | 強み |
|---|---|
| 店頭POP・商品パッケージ | ・購入直前のタイミングで訴求できる ・「最後のひと押し」ができるため、購入率の向上に直結しやすい |
| SNS(X・Instagram) | ・拡散力が高く、認知拡大に強い ・特に若年層のアクティブユーザーとの相性が良い |
| SNS(Facebook) | ・比較的に年齢層が高めの、購買力の高い層にリーチできる ・信頼性の高い情報発信に向いている |
| LINE公式アカウント | ・既存顧客に直接リーチできる ・開封率が高く、クーポン配布やリマインド配信などに強い |
| Web広告 | ・年齢や興味関心、行動履歴などで細かくターゲティングできる ・新規顧客への効率的なリーチが可能で、認知拡大と獲得の両方に活用できる |
| メールマガジン | ・既存顧客との継続的な接点を維持できる ・セール情報やキャンペーンの詳細説明など、情報量の多い訴求に向いている |
また、告知のタイミングも重要です。少なくともキャンペーン開始直後と中間、終了直前の3回はプッシュ配信を行い、応募機会を確保しましょう。
告知・集客・宣伝については、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
クローズドキャンペーンは、実施して終わりではありません。応募データを分析して次回の改善につなげるという細かな調整を繰り返し、PDCAサイクルを回し続けるのがポイントです。改善を重ねることで、同じ予算でもより大きな成果が期待できるようになります。
◎分析すべき主な指標
応募者数・応募率
応募者の属性(年齢・性別・居住地域などからターゲットの解像度を上げる)
応募経路(効果的な告知チャネルを把握する)
購入商品と購入金額(売れ筋や客単価の変化を確認する) など
改善を分析する際は、顧客の購買プロセスに照らし合わせると課題点が見つけやすくなります。下記の記事で詳細を解説していますので、ぜひご覧ください。

クローズドキャンペーンを実施する際は、景品表示法(景表法)の遵守が必須です。違反すると消費者庁からの措置命令や課徴金納付命令を受けるだけでなく、自社の信頼を損なう恐れがあります。ここでは、景品表示法の基本と実務上の注意点を解説します。しっかり押さえておきましょう。
消費者庁によると、商品・サービスの利用者に対し、くじなどの偶然性や特定行為の優劣などによって景品類を提供することを「懸賞」といいます。クローズドキャンペーンのうち、抽選やじゃんけん、クイズの正誤などで当選者を決める形式は、すべてこの「懸賞」に該当します。一方、条件を満たした人全員に景品を提供する「もれなく還元方式」は「総付景品(そうづけけいひん)」に分類されるのが一般的です。
| 懸賞 | 一般懸賞 | ・1社が単独で実施する、最も一般的な形式 ・抽選、くじなどで当選者を決定する ・景品表示法の規制対象 |
|---|---|---|
| 共同懸賞 | ・複数の事業者が共同で実施する形式 ・抽選、くじなどで当選者を決定する ・景品表示法の規制対象となるが、一般懸賞より上限が高く設定されている | |
| 総付景品 | ー | ・条件を満たした応募者全員に付与される場合に該当 ・懸賞とは異なる上限ルールがある |
このように、同じクローズドキャンペーンでも、実施する内容により適用されるルールが異なります。自社の施策がどの区分に該当するか、事前に整理しておきましょう。
また、キャッシュバック形式で景品を提供する場合は、景品表示法上の取り扱いが通常の物品景品とは異なるケースがあります。詳細は下記の記事でご確認ください。
一般懸賞と総付景品では、景品の上限金額が異なります。それぞれのルールを確認しましょう。
| 種類 | 取引価格 | 景品の最高額 | 景品の総額規制 |
|---|---|---|---|
| 一般懸賞 | 5,000円未満 | 取引価格の20倍まで | 売上予定総額(※)の2%以内 |
| 5,000円以上 | 一律10万円まで | 売上予定総額(※)の2%以内 | |
| 共同懸賞 | ー | 一律30万円まで | 売上予定総額(※)の3%以内 |
| 総付景品 | 1,000円未満 | 200円まで | なし |
| 1,000円以上 | 取引価格の10分の2まで | なし |
※売上予定総額は、キャンペーン対象となる取引の売上見込みであり、会社全体の売上予定総額とは異なります
仮に、2,000円の商品のレシート応募抽選キャンペーンで「1等:15万円相当の海外旅行」を景品に設定したとします。この場合、景品の上限は20倍の4万円のため、景品表示法に違反します。景品は必ず事前に計算し、ルールの範囲内で適切に設定しなければなりません。
景品表示法の上限金額についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
景品表示法のルールを知っていても、実務では見落としやすいポイントがあります。下記の3点は、その代表です。
◎違反を防ぐための3つのポイント
景品の価格は仕入れ値ではなく、通常の販売価格(市場価格)を基準に算定する
品総額(当選者数×景品単価)が売上予定額の2%(共同懸賞の場合は3%)を超えないように設計する
カード合わせ(※)にならないよう配慮する
※「カード合わせ」とは、異なる種類の符号(マーク・文字・番号など)を複数集めて応募させる方式のことを指します。「合言葉の『山』と『川』を集めて応募」「A・B・Cの3種類をすべて集めて景品獲得」などの仕組みが該当します。射幸心を過度にあおる恐れがあるため、金額に関係なく全面的に禁止されている方式です。
クローズドキャンペーンをSNSで実施する場合は、景品表示法に加えて、各プラットフォームが定める独自のガイドラインも遵守しなければなりません。プラットフォームの規約違反は、アカウント凍結やキャンペーンの強制停止といった大きなリスクをともないます。
各SNSの規約は不定期で更新されるため、キャンペーン実施前には必ず最新のガイドラインを確認しましょう。
対応に不安がある場合は、SNSキャンペーンに精通したキャンペーン事務局代行への相談をおすすめします。

クローズドキャンペーンは汎用性が高く、ECサイトやオンラインショップ、サブスクリプションサービスなど、活用できる業種や商材は多種多様です。成功事例の一つとして、「ウォレッチョ」を活用した「ドッグフード販売促進キャンペーン」を紹介します。
| クローズドキャンペーンの概要 | 対象商品購入レシートでご応募いただいた方の中から、抽選で1,000名様に現金5,000円をプレゼント |
|---|---|
| メインターゲット | 40代・50代の男女(犬の飼い主の方) |
| 展開 | 全国のホームセンターを中心とした量販店 |
| 応募方法 | レシートを撮影してWeb応募フォームから応募 |
キャンペーンでは、「ウォレッチョ」が事務局運営で応募フォームの構築、OCRによるレシートのチェック、送金処理まで一括対応。プロの知見の活用により、結果的に約32%の送金コスト削減に加え、担当者様の業務負担も大幅に軽減しました。

▲ウォレッチョが担当した業務の一部
「ウォレッチョ」はオペレーションだけでなく、景品表示法などの法務面にも精通しているため、安心してお任せいただけます。
他の成功事例を知りたい方は、ぜひ下記から導入事例をご確認ください。

クローズドキャンペーンは、売上向上やファン育成に効果的な販促施策です。しかし、企画から事務局運営、景品発送、法律対応まで対応すべき点が多く、慣れないうちは企業に大きな負担がかかります。
「リソースが足りない」「景品表示法の対応に不安がある」などお悩みの方は、キャンペーンに必要な業務を一括で支援できる「ウォレッチョ」をご活用ください。「ウォレッチョ」なら、企画立案から応募受付、事務局運営、効果測定までワンストップでスムーズに運営できます。

▲ウォレッチョを導入するメリット
BtoC送金サービスとして、ATMからの現金受け取り・電子マネーなど5つの送金方法に対応している「ウォレッチョ」の詳細は、下記からサービス資料をダウンロードのうえご確認ください!
景品表示法に則ったプレゼントキャンペーンの支援実績が豊富!
草刈直弘
株式会社スコープ ウォレッチョ事業責任者。スコープ入社後、大手流通・外資系日用品メーカーなどの販促支援に従事。大手アパレル×衣料用洗剤ブランドタイアップ、家電ブランド店頭販売員教育プログラムのデジタル化などの新規案件を数多く担当。キャッシュバック販促のDXから着想を得て、2021年にウォレッチョ事業を立ち上げ~現職。